公衆浴場の設計士が古代ローマから現代日本に瞬間移動するという設定で大きな話題をさらったカルト漫画の映画化。割と原作に忠実な前半は面白かったけれども、ムダに人間ドラマやロマンスをねじ込んできた後半ははっきり言って見るに堪えなかった。
原作の魅力である緻密に計算されたがゆえの不条理ユーモアが安っぽいお話のために犠牲にされていて、なんだかなあという感じ。放射性年代測定で布の素材がわかっちゃうとか、古代のバナナなのに甘いとか、細かいところでいろいろ間違っているのもいい加減だなあと思ってしまう。
星つけてみようかな
☆★★★★…素材は良いのにどうしてこうなった
テルマエ・ロマエ
- 発売日: 2013/11/26
- メディア: Prime Video